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荒川洋治さんの文化学院での講義を聴きに行く機会があり、詩集を一冊読み、『ラブシーンの言葉』(四月社)を読み直した。
『ラブシーンの言葉』は、相も変わらず、かーるくて素晴らしい教科書である。
その後、タナダユキの『百万円と苦虫女』を観る。
苦虫は、咄嗟に口に飛び込むのではなく、日常的にそこに潜んでいて、時々現れては噛まれるということだと思う。それを、人生は甘くない、という(のかな?)。そんなことは、二度と思い出せないくらい、いつも忘れてしまうが。だから、「こまやかに味わいたい」(『ラブシーンの言葉』より)
そんなの甘いかな? いや、甘くない。
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糸井重里が主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」が発行した
『吉本隆明の声と言葉 その講演を立ち聞きする74分』を購入。
吉本隆明の講演記録のアーカイブした(なんと6943分、cd115枚分。)、『吉本隆明 五十度の講演』の、立ち聞きバージョンである。
そのcdセットとdvdセットを制作、発売するまでの経緯を糸井重里がサイト内のコラム(前編・後編)で書いていて、それが凄くおもしろい。
自分が購入した本が凄く良くて、それを誰かに貸す。
物質的な「本」とそれを良いと思う「人」について考える。
「その本」を手渡せる「その人」には、どうやって出会うのか。
それが、問題。
「贈ること」を考えたとき、もう相手はいる、かもしれないが、
「贈るもの」を考えたとき、まだ相手はいない。
いや、いると思うのだが、どこにいるのか分からないし、その相手も自分だとは知らない。
さて、どうやって出会うのか。それが、問題。